オフィスの1Fにコンビニがある。外国人の店員がほぼ全員を占める中、1人だけ70歳超えているであろうおばちゃんが働いている。今回は、そのおばちゃんの話をする。
そのコンビニは、自分がコンサルタントとして働く中で常駐しているオフィスの1Fにある。都心のビルの1Fにあり、歩行者も利用できる路面店型コンビニである。ずばりLAWSON。

在宅ワーク時であれば腹が減ったら自宅の冷蔵庫やテーブルに置かれた食べ物を摂れる環境なのだが、出社して働いている場合は腹が減ったらコンビニで何か買わないといけない。そういった理由で、平日の月曜から金曜日まで、毎日LAWSONを使う。
買うものは、大体がパンである。クロワッサンやリンゴのデニッシュ、たまにカレーパン。おにぎりはコスパが悪いと何故か感じてしまうので買わないようにしている。
会計は店員に商品を見せるか、セルフレジの2種類。大抵はセルフレジで済ませる。誰とも会話せずにいいからだ。セルフレジが混んでる時は、やむなく店員さんに商品を見せて会計を行う。店員さんはほぼ外国人で、中国人かアラブ系の方々で日本語を話す能力はかなり高い。普通に会話できる。
店内は、典型的な都心のコンビニなのでかなり狭い。導線はかなり細く、所狭しと商品が棚にぎっしりと並べられている。
外国人の方は熱心に働いていて、いつも誰かが惣菜やお弁当の品出しをしている。
本当によくあるコンビニ。
それで、例の「働き者のおばちゃん」。おばちゃんは、都心のコンビニと同じようにどこにでもいそうなおばちゃん。縁がほぼないメガネをかけていて、年末はこたつに入って演歌を聴くために紅白歌合戦を見て、年始になると孫にお年玉をあげてそうな、頭髪はほぼ白髪で、身長150cmくらいのおばちゃん。
おばちゃんを毎日見ることはなく、週に2回、多くて3回。週に1回は品出しをしているところを見て、残りはレジ打ちしているかレジの後ろにあるたまに半開きになっている事務所スペースで何かやっている。
自分は、そんなにおばちゃんをまざまざと見ているわけではないけれど、というかまざまざとじっと見てたらキモいが、そのコンビニに自分が行くと、外国人の店員さん同様にレジ打ちや品出しをしているおばちゃんはいつもせっせせっせと働いている。コンビニの店員さんは勤勉だよね。勤勉な人が向いている職業だと思う。
外国人の方も確かに勤勉で気も利くんだけど、店内のオペレーションは働き者のおばちゃんがいるから回っている気がする。
ここからが1番話したい内容だ。
一昨日、金曜日にそのコンビニにいつも通り食べ物を買うために行った時、感動した話。
コンビニの前に桜の木が植木に置かれていた。
コンビニって、どこか殺風景というか、全国でほぼ同じような外観だけれど桜の花があるだけで、コンビニの目の前が温かみのある、まるで地元の商店街のような雰囲気にもなる。
桜の木の植木を置いたのは、たぶんおばちゃんなんだと思う。
桜の木があっても確かにほとんどの人は気づかずに通り過ぎていく。桜の木に気づいても素通りしていく人もいるんだろうと思う。自分はちゃんとスマホで写真を撮った。
桜の木があるおかげで、3月の寒さがやがて和らぎ、春に近づいていることを教えてくれたような気がした。コンサルをやっていると季節感が本当にない。常に在宅やオフィスで缶詰になっていて、季節の毎日の変化に気づきにくい。平日で外に出るのは、朝か夜だけなのだ。

コンビニに行っても、いつもお馴染みの商品の陳列棚を眺めて、いつものようにお会計を済ませるだけ。悲しいわけではなく、あくまでもフラットな、感情に波風の立たない平凡が横たわっているだけ。
桜の木があることで、少しだけコンビニの平凡さが季節を感じるコンビニに変わり、独特さを発してくれる。そして、自分が記事を1件書こうという思いを立たせるに至るまでの影響力を持っている。すごい。
おばちゃん、元気にこれからもコンビニで働いてほしいな。

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