NEW BALANCE U574QGYレビュー、オフィスにも街歩きにも馴染む一足

休日にコンサルが歩きやすい靴。それを求めたらニューバランスでしたという話。

早速だけど、スニーカーのメーカーと言えば、ナイキやアディダスのようなサッカーや野球のユニフォームでかなりのシェアを占めているようなブランドが真っ先に思い浮かぶ人は多いと思う。

でも色々試着すると、やっぱり歩きやすいのはニューバランス。結論はこれに尽きる。

今回手に入れたNEW BALANCE U574QGYは、激しい「スポーツ」の文脈から少し外れたところ、むしろ穏やかな歩行に魅力を放っている。自分にとっては、「オフィスカジュアルに自然に馴染むスニーカー」でありながら、「日常の歩行を圧倒的に快適にしてくれる相棒」でもある。

なぜか不思議と今まで、ニューバランスを履き続けてきた。気づいたら、ニューバランスだらけだった。今までclassicシリーズを履いて、しかも色違いを2つも。いかに歩きやすくて、街歩きに無難なデザインであるかも知っている。

U574QGYを選んだ理由

U574といえば、ニューバランスを代表する定番モデルのひとつ。

丸みを帯びたシルエットと落ち着いたカラーリングが特徴で、ファッションの中に嫌味なく溶け込む。今回選んだ QGY(グレー)は特に汎用性が高く、ビジネスカジュアルな服装に合わせても違和感がない。無難すぎる。

ナイキのエアフォース1をオフィスに履いていくと「ちょっとストリート感が強いな」と感じることがあるし、アディダスのスーパースターではカジュアル度が先行しすぎる場面もある。その点、ニューバランスの574は「スニーカーなのに、スラックスにも馴染む」という絶妙な立ち位置にある。

スニーカーでの出勤がギリギリOKなのであれば、ニューバランスという選択は絶妙に適合している。

オフィスカジュアルとの親和性

自分がこの靴を選んだ最大の理由はここにある。オフィスではジャケパンやスラックスにシャツといったスタイルが多いが、革靴だと堅すぎるし、長時間の移動で疲れてしまう。だからといってランニングシューズではカジュアルすぎて浮いてしまう。

574のグレーは、アッパーのスエード素材とメッシュのコンビネーションが落ち着いた印象を与える。光沢感が少なくマットに仕上げられているため、革靴ほど堅苦しくなく、それでいて「きちんと感」を保てる。会議室でスーツ姿の同僚と並んでも悪目立ちしない。それでいて、ふとした瞬間に見えるNロゴが、さりげない遊び心として効いている。

厚底がもたらす快適さ

U574QGYを初めて履いたときに驚いたのは、厚底による安定感とクッション性だった。ニューバランスといえば「矯正靴の開発にルーツを持つブランド」として有名だが、その歴史が今も息づいている。

実際に歩いてみると、ソール全体がしっかりと衝撃を吸収しつつ、足を前に押し出してくれる感覚がある。特にオフィスで一日中立ち歩く日や、出張で移動が重なる日には、この厚底の恩恵を強く感じる。普通の革靴を履いているときに比べて、疲れ方がまるで違う。

街歩きでも同様だ。休日にカフェを巡ったり、商店街を散歩したりするときも、この靴なら無意識のうちに歩数が伸びていることに気づく。足が疲れにくいと、行動範囲そのものが広がるのだ。

ニューバランスというブランドの魅力

U574QGYの良さを語る上で、ニューバランスというブランドそのものの魅力も欠かせない。

ニューバランスの靴は「健康のための靴」を起点にしているため、デザインよりもまず履き心地が重視される。その姿勢は、単なるファッションアイテムとしてのスニーカーとは一線を画すものだ。

さらに、ニューバランスは「同じ型番でも微妙に違うカラーや限定版が数多く存在する」という楽しさもある。例えば同じ574でも、クラシックなネイビー、上品なベージュ、遊び心ある限定カラーなどが揃い、コレクションする人が後を絶たない。ファッション好きにとっては「履くためのスニーカー」でありつつ、「所有する楽しみの対象」でもある。

また、ニューバランスは年齢層を問わず支持されているのも特徴だ。学生がキャンパスで履いても、40代のビジネスマンが通勤で履いても違和感がない。幅広い世代に愛される普遍性が、ニューバランスを“国民的スニーカー”に押し上げている。

U574QGYを履く日常

自分自身、この靴を買ってから、通勤や打ち合わせに行く日の「足元のストレス」が減った。革靴の堅苦しさから解放されつつ、きちんと感を損なわない安心感がある。

また、出先でカフェに寄るとき、あるいは同僚と居酒屋に行くときにも、この靴ならTPOを気にせず過ごせる。仕事とプライベートの境界をゆるやかに越えてくれる存在。それが自分にとってのU574QGYだ。

まとめ:オフィスカジュアルに合う“ちょうどいい”一足

ナイキやアディダスのスニーカーがスポーツやストリートに寄りすぎてしまうと感じる人にとって、ニューバランスの574は最適解だと思う。オフィスカジュアルに合わせても違和感がなく、厚底による快適な歩行性能が日常を支えてくれる。

派手ではないが、確実に日常をアップデートしてくれる靴。そう表現するのがふさわしい。

NEW BALANCE U574QGY は、自分にとってただのスニーカーではなく、仕事と日常をシームレスにつなぐための「道具」だ。気づけば、この靴と過ごす時間が、毎日の当たり前になっている。

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