デスクワークをしていると、知らず知らずの間に疲労感は蓄積していくもの。
私の場合、コンサルタントという職業柄、日々膨大なスライドを作成させるために朝からパソコンを開いて思考を巡らせ、複雑なクライアント課題を解決するために頭から煙が出る毎日。気がつくと数時間椅子に座りっぱなし。さらに、リモートワークの導入により、自宅で過ごす時間は多くなり、運動不足は深刻に。
もはやどこでも働ける環境が整った一方で、猫背の自分はさらに猫背になっていく。
パソコンでのワークが一体どんな疲労になるかというと、画面を見続けることによる眼精疲労、さらに猫背がずっと続くこと。肩や腰が痛くなる。
健康だけではなく、猫背で見た目も悪くなる。
コンサルタントってやっぱりクライアントに対してロジカルに自信たっぷりにプレゼンをして信頼を勝ち取るわけなので、ロジカルは私はダメだけどせめて外見だけでもよく見せたい。つまり背筋はピンとさせて立ち回りたい。
健康とそしてほんの少しでいいから見た目をどうか普段から改善させる方法がないか、ってことでいろいろ試してはいる。
例えばキックボクシング。
運動不足を解消、筋肉を鍛えて背筋を正しくしたい。なお、キックボクシングで背筋はよくなるのか不明であるが、よくなると信じたい。
さて、キックボクシングのような週末に荒い運動をこなすのではなく、普段のデスクワークでも背筋をピンとできる方法がきっとあるはずだと思い、導入したのが「Moft(モフト)」のノートパソコンスタンド。今回はこのプロダクトが、いかに自分の仕事環境と身体を支えてくれているかを紹介する。


Moftの最大の特長は、薄さにある。
厚さはわずか3mm、重さもわずか89g程度。持ち運び時もまったくかさばらないのが魅力。パソコンに直接貼る「接着式」と直接貼ることなくMoftを立ててパソコンを立てかけるだけの「非接着式」の2つ。
自分が買ったのは、非接着式。自宅用のパソコンと会社から支給されているパソコン、さらにはiPadでMoftを使いまわしたかったからだ。
Moftの薄さは驚愕で、実際に使用していても、「PCスタンドを設置している」という感覚はなく、バッグに入れても引っかかる、または嵩張る状況はない。従来の折りたたみ式のPCスタンドは、持ち運ぶにはやや重く、設置にもスペースと手間が必要であったが、Moftはその煩わしさを一掃し、会社や家でMoftが見当たらないともはや不安にすらなる。決して大袈裟な表現ではない。
Moftのスタンドの魅力は、薄さだけではない。角度調整が可能な点である。15度と25度の2段階で調整ができ、自分の感覚としては15度は作業用、25度は動画視聴用として活用の用途を分かれる。

パソコンのタイピングで活用する15度は自分の基本的な使用スタイル。使用し始めて1週間ほど。そんな短期間でも体への負担が違うと感じる。
15度で使用する場合は、「Moft」と書かれた部分をパソコンと並行の角度に向けることで15度になる。

コンサルタントという職業上、オフィスはもちろん、自宅や出張先、果ては新幹線や飛行機の中など、さまざまな場所でパソコンを開く。オフィスや自宅では広いデスクを与えられて、自由にスペースを使うことができる。傾斜も付けやすい。
しかし、ホテルの室内や新幹線の狭いデスクで作業を行うのは正直苦行に近い。その苦行を緩和できるのが、傾斜がついており、おまけに軽くて薄い、場所も取らないMoftである。傾斜をとるためのスペースを取らないため、簡単にオフィスや自宅に近い環境を生み出すことができる。
先日、出張先で宿泊したビジネスホテルでは、テーブルの高さや椅子の形状がどうにも合わず、「座りにくいなぁ。ここで作業するのかぁ。」とぼんやり考えていた。そのままパソコンを開いて作業すると、やっぱりというか、どうしても前屈みになりがちで、疲労が蓄積すると感じた。しかし、Moftがあったと気づき(薄く、そして軽く、鞄の中に収納してあったことを忘れていた!)、スタンドを開くだけで傾斜がついたパソコンを前にアウトプットに集中できる。
Moftを導入してからというもの、「どこでも同じ姿勢を保てる安心感」を感じられる。価格はわずか3,000円台。
キックボクシングに話を戻すと、週1回は必ず、多ければ週に2回行くようにしている。デスクワークばかりで運動不足の自分にはちょうどいい運動する機会。ハードなトレーニングを積むことができる。筋肉痛が起こらない方法を教えて欲しい。
そんな自分の限界に達するような運動で日々の健康の向上を実現するのも重要だが、平日少なくとも8時間のデスクワークをいかに健康に過ごすかも大事な観点だ。デスクやチェア、ディスプレイにキーボードなどコストの高い投資があるが、パソコンスタンドもキーアイテムである。デスクワークで毎日を健康に過ごすために、このMoftはぜひ使用して欲しい。

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